採集日記（2000年4月）

NEXT（4月号 NO.2）

2000. 4. 1 　どうしてもブナが見たくて、Ｈ山に行ってしまった。まだ雪は若干あるだろうと思ってはいた。しかし、ゲレンデ積雪情報では０ｍになっていたので、行くことにした・・・・・・・がしかし、Ｙからの登山道は雪だった。それも1.5ｍ近い積雪である（＾＾；；； ゲレンデ情報の嘘つきである。きっとスキー場が終わると積雪は０ｍになるのではないか？ どうしよう？ここまできたのだから・・・ちょっと登ってみよう。 　ズボ！雪の上を歩くとご覧のようにひざまで雪に埋もれてしまう。こまった。林道入り口お店のおじちゃんからはこれから登ると山頂で夜だよと言われる。ちょっとそこまでですと言い、少し歩くことにする。３０分以上歩いただろうか？登山の人が歩いた所を歩くようにして進んだ。全然進まない（＾＾；；； 渓流が綺麗である。放尿したら、向こう岸に渓流釣りの人がいた（＾＾：：： 　ブナは新芽にはほど遠いがつぼみは膨らんでいる。もうすぐ春ですねえ〜恋をしてみませんか！キャンディーズは好きだったな〜！（＾＾） 　ブナの立ち枯れ発見！渓流沿いのブナの立ち枯れ。ワクワク。樹皮をめくると若干茶色く土化している。これを落とすと白枯れである。標高が７００ｍと低いが、ルリはいるかもしれない。昨年この近くの立ち枯れに産卵マークが付いているのを見た経験が有るのである。その時はアカアシの幼虫しか出なかったのだが。早速削り始める。コメツキがやたら多い。ちょっと堅めの白枯れ部分になると・・・出てきました（＾＾） ルリかコルリかわからないけど、キープ。雪の上に落としてしまって、何処にいったかわからないのもいた。つぶしたりもしてしまった。結局全部で５匹の幼虫をゲット。 　ルリになってくれると良いな〜〜初採集になりますので。 　Ｈ山をあきらめＯ渓谷に行くことにする。コルリがいるとの情報が有る。車を走らせ小さな集落を過ぎて林道に入る・・・・・が〜〜〜〜ん！ ここも雪だ（＾＾；；； 杉林の北側の雪が溶けておらず、３，４０ｃｍ程度の雪である。突き抜ければ行けなくもないのだが・・・・車を下りて歩くがブナ林は遙か彼方のようである。 残念だが断念する。	ヤマメ茶屋近辺約1.5ｍの雪 ひざまでもぐる（＾＾；；； トチノキか何かの芽
ブナの立ち枯れ	ルリ幼虫
Ｏ渓谷をあきらめ、Ａ渓谷に行くことにする。今日は何と忙しいことか。ここにもコルリがいるらしい。林道を進む。植林がきつい。徐々にブナがちらほらと・・・モミの木が多いようである。が〜〜ん、ここでも雪に阻まれてしまった（＾＾；；； しかし、キャンプ場近くにちょっとしたブナ林がある。斜面はきつい部分もあるが、登ってみることにする。標高は500ｍ。なかなか良い材が無かったが、ブナの落ち枝の皮をはぐと、何とコルリの産卵マークが出てきた（＾＾） さらに剥ぐとコルリの幼虫がぽっかりと・・・ さらに削って数匹のコルリの幼虫を発見。 　相変わらず成虫には恵まれないが、下見採集としては成功な方だと思う。Ａ渓谷にコルリがいることもわかった（＾＾） 採集場所　　：兵庫県Ｈ山、Ｏ渓谷、Ａ渓谷 採集クワ幼虫：ルリ５匹、コルリ６匹、アカアシ３匹？	A渓谷のブナ林ブナは少なめ
産卵マーク発見	幼虫ゲット

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